“非破壊”の断熱リフォームを可能な限り実施して、段違いの暖かさを実感|断熱リフォームの匠
お客様の声
2023.01.31
断熱リフォームの匠プラン
“非破壊”の断熱リフォームを可能な限り実施して、段違いの暖かさを実感
暑い中での工事、本当にご苦労様でした。
作業の床下、天井、窓の断熱工事をお願いしました。ネットで検索していたらたまたまHPを閲覧することになったのですが、破壊しないで断熱工事が出来る(場所はある程度限られますが)、値段も高くなく、補助金も出るとのことからこちらでお願いしました。
応対も良く、安心して任せられました。床下断熱と窓断熱をしたところ、段違いの暖かさとなりました。
全体的に効果が出てくるといいなと思ってます。
夏もどれほど効果が出るか楽しみです。
東京都江戸川区 A様
「断熱リフォームの匠」プランの施工事例をご紹介いたします。
1階の寝室がとても寒く、窓からの冷気で頭が痛くなってしまうとの事でした。
床下には高性能な断熱材が使われていたが・・・
床下には「フェノールフォーム」と呼ばれる断熱材が設置されていました。
フェノールフォームはとても高性能な断熱材ですし、厚みも約40mm程あったことから国が推奨する省エネルギー基準程度の性能は十分持っているはずです。
ではなぜお客様は寒さを感じてしまっていたのか。
こちらの写真が物語っていると思います。
断熱材が脱落して隙間が生じている箇所が所々で見受けられました。
ネオマフォームをはじめ、プラスチック系は伸縮性に乏しい断熱材です。一方、建物の木材は経年で乾燥して少しづつ収縮していく傾向があります。
これらのことから、断熱材が木材の「縮み」に追従できず、床と断熱材の間に隙間が生じてしまう場合があるのです。今回はまさにその状態でした。
断熱性能は、断熱層が隙間なく連続していることに意義があります。
ネオマフォームという高性能の断熱材を使っていながらも、隙間が発生したことで本来の能力を発揮できなくなっていた、というわけです。
しっかり施工されているように見えるが・・・
天井の断熱材についても一見すると、袋入りグラスウールの断熱材がしっかり設置されているように見えます。
しかし注意深く調べてみると所々に隙間が開いている状態でした。
人の目で見るとわずかな違いに思えるかも知れません。ですが熱はこういった部分から容易く室内へ移動してきてしまい、2階の暑さの原因となります。
窓も寒さの一因に
窓についても性能不足は否めませんでした。
ガラスは複層構造になっていたものの、フレーム部分はアルミ製でした。アルミは熱が非常に伝わりやすい素材で、最近ではアルミサッシの性能の低さが指摘されています。
実際お客様は「窓の結露も気になる」とお悩みでいらっしゃいましたが、結露が起こるということはそれだけ窓が外の冷気の影響を受けていることを意味します。
状況をお客様へご報告し、断熱リフォーム工事のご提案をいたしました。
今回は夏の暑さ・冬の寒さを含め全体的なリフォームのご希望を頂き、”非破壊”断熱リフォームで可能な限りの部位を全て工事することとなりました。
床下の断熱リフォーム
床下の断熱リフォームは床を剥がさず、床下側から「高性能グラスウール断熱材」を追加で設置していきます。
施工の前後を見比べてみると、既存の断熱材がすっぽりと覆われて見えなくなっていることがわかると思います。高性能グラスウール断熱材は単体でも省エネルギー基準を満たす性能を持っています。
フェノールフォームの本来の性能を取り戻しつつ、更に高性能な断熱材を追加するので床全体の断熱性能は大幅な向上が期待できます。
天井の断熱リフォーム
天井空間では「セルローズファイバー」と呼ばれる綿状の断熱材を積層する形で追加していきます。こちらも既存の断熱材が見えなくなっているのはわかると思います。
もともとあった隙間もきれいに埋まり、しっかりと熱を遮れるようになりました。
窓の断熱リフォーム
家の全ての窓に内窓を設置していきます。
窓は家の中でも特に熱が逃げやすく寒さの原因となる場所です。内窓を設置して二重構造にすることで熱の移動は抑えられ、寒さを大幅に改善することができます。
こちらは内窓の設置後の状況をサーモカメラで撮影したものになります。
内窓を開けてみると、既存の窓は真っ青に表示されています。外の寒さに影響されて冷え切っていることがわかりますね。いままでいかに冷気が室内へ流れ込んできていたかを良く表していると言えるでしょう。
断熱のポイントは、家の中から外への熱の移動を抑えることにあります。
今回の断熱リフォームで住宅全体の断熱性能は大幅に向上し、今までより少ない暖房量で快適な空間を作り出すことが可能となりました。
断熱効果の感じ方は”いる時間”で変わる
今回のお客様は普段2階のリビングで生活されていることから、あまり1階は使用されないとのことでした。
そういった場合にぜひ知っておいてほしいのは、断熱材は熱を室内に「留める」建材であり、自らが熱を生み出すわけではないということです。
暖房を使わずに熱が供給されない状態が続くとやがて室温は下がりきり、寒い空間になってしまうのです。
もし「断熱したのに寒い」と感じることがあればそれはシンプルにその空間から熱が逃げ切ってしまったことが原因だと考えられます。ただ、断熱性能の高い空間であることに変わりはありませんのでエアコンの電源を入れればすぐに暖かい空間に変わりますし、これまでのような「暖房しても足元が寒い」という状態は改善されていることでしょう。
断熱リフォームの匠では、今ある住宅をなるべく壊すことなく、状況に合わせて可能な限り、断熱性能を高めていく方法をご提案しております。
少しでも断熱リフォーム工事に関心がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
施工データ
都道府県 | 東京都 |
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建物種別 | 木造 |
築年数 | 約10年 |
施工面積 | 約40㎡ |
概算費用 | 約2,100,000円 |
施工日数 | 3日 |
お悩み | 寒くて体調が悪くなる程なので、どうにか改善したい。 |