浴室の寒さ対策は○○が重要!リフォームの方法をご紹介|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2020.12.07 / 更新日 2021.06.29

寒さ・暑さ対策

浴室の寒さ対策は○○が重要!リフォームの方法をご紹介

WRITER

WRITER

矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。

寒い冬は、暖かいお風呂が恋しい季節ですね。なのに、浴室が寒すぎてお風呂に入るまでが憂鬱なんてことはないでしょうか。

浴室が寒い原因はいろいろあります。

例えば、断熱材が入っていなかったり、床が冷たくなりやすいタイル張りだったり・・・

今回はいくつかある原因の中から、「窓」についてお話しさせていただきます。

窓から熱が逃げている

窓の結露
部屋の熱は、窓や壁、天井、床など、色々な場所から外へ出ていきますが、窓は他の場所より薄いことから熱がとても逃げやすい場所です。

環境省によると、室内から外に逃げていく熱の内全体の58%は窓づたいであるとの事です。

窓から熱が逃げにくくなるようにすることが、寒さ対策ではとても大切な事が分かります。

とはいっても

「浴室の窓なんてどうやって寒さ対策すればいいの?」

と思われる方が多いのではないかと思います。確かに浴室の窓はカーテンをつけたり緩衝材を張ったりする事が難しいです。

そこでおすすめしたいのが「浴室の窓のリフォーム」です。

浴室の窓をリフォームする方法


窓のリフォームには2種類あります。

1つは窓ガラスやサッシを取り替える方法、もう1つは内窓を取り付ける方法です。

窓の取り替え

今ある窓を断熱性能の高い窓に取り替えることで、暖かい空気が外へ逃げてしまうのを防ぐことができます。

窓の取替えをする場合は、窓ガラスとサッシの両方を断熱性能の高い製品に変えましょう。

窓ガラスだけを変えても、サッシが熱を伝えやすい素材では、そこから熱は外へ出ていってしまいます。

内窓

内窓は、今ある窓の室内側にもう一つ窓を作ることをいいます。

窓と窓の間にできる空間によって熱の移動を防ぐことができます。ただし、内窓の取り付けが難しい場合もあります。

例えば、内窓をつけるともともとの窓が開けられなくなってしまう場合や、取り付けられるスペースがない場合です。

浴室の寒さをそのままにすると危険


浴室や脱衣所などが寒かったとしても、「寒いのが当たり前だから」とガマンしている方も多いのではないかと思います。

しかし、家の中の激しい温度差はとても危険です。なぜなら、急激な温度差で血圧が上がったり下がったりすると、心臓に負担がかかって脳卒中や心筋梗塞を引き起こす(ヒートショック)ことがあるからです。

暖房のきいたリビングから寒いお風呂場に行き、暖かいお風呂に入ることは、まさに血圧が急激に変化する状況です。脱衣所や浴室が寒ければ寒いほど、お風呂の湯船との温度差が広がってしまいます。これはヒートショックのリスクが大きくなることを意味します。

同じ建物の中での温度差を少なくし、健康を保ちましょう。

まとめ

今回は、浴室の寒さ対策について説明させていただきました。

窓から部屋の暖かい熱が外に出てしまうことは寒さを感じる大きな原因となります。寒さを感じる家は住心地も悪いですし健康にもよくありません。

断熱リフォームで暖かい家、快適な家を目指してみてはいかがでしょうか。

断熱リフォームの匠では、浴室をはじめお部屋の窓のリフォームを承っています。

現在の建物の断熱性能の調査やリフォームのお見積りは無料でおこなっていますので、建物の寒さが気になる方はぜひお気軽にご相談ください。