寒さ対策をリフォームで!寒い家を暖かくするリフォームをご紹介|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2020.12.11 / 更新日 2021.06.29

寒さ・暑さ対策断熱リフォーム

寒さ対策をリフォームで!寒い家を暖かくするリフォームをご紹介

WRITER

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矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。

「家の寒さをなくすためのリフォームについて調べています。寒さ対策としてどのようなリフォームを行うべきなのか詳しく知りたいです。」

このような方のためにこのページでは

  • 寒さ対策のリフォーム一覧
  • 優先して行うべきリフォーム

についてご紹介していきます。

寒さ対策のリフォームの種類

まずは具体的にどのような寒さ対策のリフォームがあるのか見ていきましょう。

寒さ対策のリフォームには大小様々なものがありますがここでは

  • 内窓の取り付け・窓の交換
  • 在来浴室からユニットバスへの交換
  • 床暖房の取り付け
  • 浴室への暖房器具の取り付け
  • 床下への断熱材の設置

についてご紹介していきます。

内窓の取り付け・窓の交換


窓は建物を明るくする上でとても大切ですが寒さの原因にもなります。

理由は「薄いから」。他の場所に比べて窓はどうしても寒さが伝わりやすいのです。

目には見えませんが窓際で冷やされた空気はどんどん部屋の中まで入ってきています(専門用語で「コールドドラフト」と言います)。

窓の性能が低いと部屋全体が寒くなってしまいます。

現在では寒さを解決できる高性能な窓がたくさん出回っています。寒さ対策のリフォームの最有力候補と言えるでしょう。

在来浴室からユニットバスへの交換


お風呂には

  • 在来浴室(タイル風呂)
  • ユニットバス

という2種類の構造があります。

築20年を超える建物では在来工法が多く採用されています。

しかし在来工法はその造りから、寒さが伝わりやすくなっています。

もし

  • 古い浴室を新しくしたい
  • 寒さを感じにくい浴室にしたい

という方はユニットバスのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

床暖房の取り付け


床暖房は「足元の冷えが気になる」人に適しています。エアコンと比べて乾燥しにくいのも大きなメリットです。

床暖房のリフォームの方法は大きく

  • 既存の床の上から取り付ける
  • 一度床を完全に取り払う

のどちらかになります。

費用を安く抑えたいなら前者、リフォーム後の段差などをなくしたいのであれば後者がおすすめです。

床暖房で注意すべきなのは「光熱費」ですが、光熱費を抑える上でのポイントは建物の「断熱性能」です。

断熱性能に関しては後ほど詳しくご紹介させていただきます。

浴室への暖房器具の取り付け


「浴室の寒さが気になる」時は、暖房器具の取り付けがおすすめです。

浴室の寒さは健康上のリスクになると言われており、毎年入浴時の寒さが原因で命を落とす高齢者が跡を絶たないので注意が必要です。

浴室を暖房で暖かくすることで寒さが気にならなくなりますし、不慮の事故のリスクを下げることができます。

また、洗濯物を干したり入浴後のカビの防止といった使い方もできるのもメリットの1つです。

ただし種類によっては取り付けられない事もあるので、浴室との相性を見てもらいましょう。

床下への断熱材の設置


寒さ対策を考えるなら高性能な暖房器具や窓以外に「断熱材」にも注目すべきです。

断熱材は普段目にする事はありませんが、寒さ対策ではとても大切です。なぜかというと、暖房の効き具合と断熱材の性能とは大きく関係しているからです。

「暖房をつけていても足元が寒い」
「暖房を切った途端に部屋が寒くなる」

実はこれらは断熱材の不十分さが原因です。

いくら暖房を使っても建物の断熱性能が低いとなかなか寒さがなくなりません。

断熱リフォームを行えば「今まであんなにエアコンの設定温度を寒さがなくならなかったのに」と思うことも間違いないでしょう。

寒さ対策のリフォームは「断熱性能」を優先すべき理由


寒さ対策のリフォームをで優先すべきは「断熱性能」です。なぜかというと、断熱材の性能が暖房器具の効き具合に大きな影響を与えるからです。

先程ご紹介した「床暖房」で考えてみましょう。床暖房によって作られた熱は、実は「床下」側にも逃げています。(床暖房をつけている床下はとても暖かい事が多いです)

これはエアコンを窓を開けっ放しで使っているようなもので、とても効率が悪いことをしています。

それを防ぐには、熱が床下側に逃げないよう「断熱性能」をあげる必要があります。

床暖房だけだと「光熱費が高すぎてまともに使えない・・・」という状況になりかねませんので注意しましょう。

まとめ


今回は寒さ対策のリフォームについてご紹介してきました。家族構成や重要視したいことなど、それぞれの目的に応じて、リフォームプランを設計するようにしましょう。

断熱リフォームの匠では、床下への断熱材の設置や内窓の取り付けなど、「建物の断熱性能」に関するリフォームを行なっています。

断熱性能は他のリフォームを行う上でもとても重要なポイントです。興味のある方は是非お気軽にご相談ください!