中古住宅の断熱リフォームをご検討の方に、施工までの流れを解説|断熱リフォームの匠
コラム
投稿日 2020.10.09 / 更新日 2021.06.30
断熱リフォーム
中古住宅の断熱リフォームをご検討の方に、施工までの流れを解説
WRITER
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矢崎 拓也
環境省認定うちエコ診断士
大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。
中古住宅の購入を検討しています。リフォームも考えているのですが、「断熱リフォーム」についても検討しており、詳しく知りたいです。
このような方のために、このページではテオリアハウスクリニックで行っている中古住宅の断熱リフォームについてご紹介していきます。
中古の物件を購入される時、多くの方がリフォームすることを前提として考えておられるのではないかと思います。そこで考えていただきたいのが「断熱リフォーム」です。
このページを読んでいただくと
- 中古の住宅での断熱リフォームの流れ
- 中古の住宅での断熱リフォームの種類
- 中古の住宅での断熱リフォームをする上で注意すること
これらについて知ることができます。
目次
中古住宅の断熱リフォームの流れ
断熱リフォームの匠の中古住宅の断熱リフォームは
- 点検スタッフによる建物の無料調査・お見積り
- 後日の工事スタッフによる断熱リフォーム
という流れで行います。
調査スタッフによる建物の無料調査・お見積り
まずは点検スタッフが現状の建物の断熱性能を調べるための調査を行います。(お見積もりの作成までは費用は発生しません)
訪問した際は
- ヒアリング(寒さや暑さが気になる場所など)
- 床下・小屋裏・窓などの断熱性能の調査
- 断熱リフォームの提案・お見積書の作成
などを行います。調査のお申し込みはメール、またはお電話にて受け付けています(断熱リフォームの匠の受付スタッフがご対応させていただきます)。
後日の工事スタッフによる断熱リフォーム
後日施工スタッフが改めて断熱リフォームの施工にお伺いします。スタッフは施工の規模により1〜4名程度でお伺いします。施工にかかる期間は工事の規模により異なりますが、基本的には1日〜2日で終えることができます。
中古住宅の断熱リフォームの種類
中古住宅の断熱リフォームには
- 窓
- 床下
- 小屋裏
などの種類があります。
窓の断熱リフォーム
今ある窓の上から新しい窓(内窓)を新たに取り付けることで断熱性能を高めるリフォームです。
現在多くの窓には、単板のガラスやアルミニウムのフレームが使われていますが、業界の中ではこのような窓は断熱性能がとても低いことで有名です。
窓の断熱性能が低いと
- 暖房をつけても足元が寒い
- 冷房のスイッチを切ったとたんに部屋が蒸し暑くなる
といったことの原因となります。窓の断熱リフォームを行えばこういった問題を解決することができます。
床下の断熱リフォーム
床下に新たな断熱材を設置します。築年数にもよりますが中古住宅の場合、床下では断熱材が入っていなかったり、ほぼ意味をなしていない場合が非常に多いです。
床の断熱性能の低さは冬場の足元の寒さの原因になります。
床下断熱リフォームを行えば、冬の足元の寒さを和らげ、「暖房をつけても冷たさを感じてしまう」という状況を改善する事ができます。
小屋裏の断熱リフォーム
中古住宅では小屋裏の断熱材も床下と同様に不十分であるケースが大半ですが、小屋裏の断熱性能が低いと夏の暑さの原因となります。
小屋裏の断熱リフォームを行うことで、冷房の効きがよくなりますし、「エアコンを切ったらすぐに部屋がまた暑くなる」という状況も改善することができます。
断熱リフォームの匠が中古住宅の断熱リフォームで扱う断熱材
グラスウール
セルローズファイバー
断熱リフォームの匠が中古住宅の断熱リフォームで取り扱う断熱材は
- グラスウール
- セルローズファイバー
の2種類です。現在市場には様々な断熱材が出回っており、特徴もそれぞれ一長一短ですが、断熱リフォームの匠がグラスウールとセルローズファイバーを断熱リフォームで採用するのは
- 安全性
- 中古住宅の断熱リフォームとの相性
を重要視しているからです。
これらの断熱材は燃えにくい、ホルムアルデヒドのような有害物質を使用していない、などの住宅に使用する素材として必要な条件を備えているだけでなく、断熱リフォームの匠が行う「非破壊工法」での施工とも相性がいい素材です。
断熱材にも、どのような施工を行うかで向き不向きがあることを理解していないと、どれだけ性能のいい断熱材であっても、その効果をしっかりと発揮することはできないということを覚えておくべきでしょう。
中古住宅の断熱リフォームで気をつけること
中古住宅の断熱リフォームで気をつけることとして
- 元々の建物の不具合
- 業者ごとの工期や費用の違い
- 地域ごとの補助金や控除の制度
があります。
注意点①:元々の建物の不具合
中古住宅の場合、新築よりも雨漏りやシロアリ被害などの不具合が起きている場合がよくあります。これらの不具合を見逃したまま断熱リフォームをおこなってしまうと、被害は拡大し、建物の寿命は縮まりますし、断熱リフォームも台無しになるかも知れません。
リフォーム前には「ホームインスペクション」などを活用し、建物に不具合が起きていないかどうかをしっかりと確認しておくことをおすすめします。
注意点②:施工方法による工期や費用の違い
中古住宅の断熱リフォームは業者により、使用する断熱材、施工方法、工期、かかる費用などが異なります。
例えば、断熱リフォームの匠は「非破壊工法」と呼ばれる、今ある床を壊すことなく短い期間と低コストでの断熱リフォームをおこなっていますが、業者によっては床をまるごと取り替える大規模な工事の中の1つとして断熱リフォームを行う場合もあります。
自分がどれくらいの費用でどのようなリフォームを行おうと考えているのか、しっかりと整理した上で業者選びを行うといいでしょう。
注意点③:地域ごとの補助金や控除の制度
国や都道府県の自治体などにより、中古住宅の断熱リフォームを対象とした補助金や控除制度が存在する場合があります。
申請をするための条件や期間、額面や他の制度と併用できるかなどはそれぞれの制度で異なりますので、工事内容については事前にしっかりと確認をした上で検討する必要があります。(詳しいことがわからない場合も断熱リフォームの匠の点検スタッフがご対応させていただいています!)
まとめ
今回は断熱リフォームの匠の中古住宅の断熱リフォームについてご紹介してきました。あまりイメージはつきにくいかもしれませんが、建物の断熱性能を上げることで季節を通して非常に快適な空間で生活を送ることができるようになります。
中古住宅を購入される際は内装だけでなく、是非「縁の下の力持ち」である断熱材のリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。
断熱リフォームの匠では建物の断熱性能を調査する無料点検を実施しています。下記のお問い合わせフォームから是非お気軽にご相談ください!