冬の家事が寒いと感じたら、家の断熱も見直した方がいい理由|断熱リフォームの匠
コラム
投稿日 2020.08.04 / 更新日 2021.07.06
寒さ・暑さ対策建物・暮らしの知識
冬の家事が寒いと感じたら、家の断熱も見直した方がいい理由
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矢崎 拓也
環境省認定うちエコ診断士
大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。
「寒くて、冬の家事がつらい!」
ガタガタと震えるほど寒い浴室の掃除。
顔は暑くても、足元は寒い台所での料理。
寒いと家事をする気力を、絞りだすのも大変ですよね。
ストーブをつけているのに家の中で、ダウンやフリースを着て家事をしている。家の中がそれほど寒い場合、もしかしたら家の断熱性能が低いことが原因かもしれません。
このコラムでは
- 冬の家事が寒いと感じたときに断熱性能を調べてほしい理由
- 断熱性能を調べる具体的な場所や確認する方法
についてご紹介していきます。
冬の家事が寒いと感じたときに断熱性能を調べてほしい理由
家の断熱性能を確認したことはありますか?
家を断熱するということは、家の中の温度(熱)を外に逃げにくくして、外の温度を家の中に入れにくくすることです。
例えば、温かいお茶を魔法瓶に入れて置くと数時間たっても温かいですよね。
けれども、同じ温かいお茶を陶器のマグカップに入れてテーブルに置いた場合はどうでしょう。暖房を入れていても、1時間後にはぬるくなってしまっています。マグカップに入れたお茶の温かい熱は、どんどん外に出ていきます。
魔法瓶に入れた場合は、温かい熱が外に出ていきにくいため長時間温かい温度を保つ事ができるのです。
家も同じです。
断熱ができていない家では、せっかくストーブやエアコンで空気を暖めても、窓や壁、床から外へ熱が出ていきます。
さらに、寒い冬の温度が、窓や壁、床を冷やし、家の中まで伝わることで、家の中の空気が温かくても寒いと感じてしまいます。
断熱が出来ている家であれば、温度が外へ出ていきにくく、外の温度も家の中に入ってきにくくなるため、ストーブやエアコンで温めた空気の温度を保ちやすくなるのです。
断熱性能を調べる具体的な場所や確認する方法
ここまで、断熱性能が低いとお家が寒くなってしまう理由についてお話してきましたが、具体的に断熱性能に注目すべき場所は「窓と床下」です。
窓を見てみよう
まずは窓の性能をみてみましょう。
部屋の熱が一番逃げていく場所は「窓」です。
なぜかというと、窓は床・天井・壁などに比べてとても薄いからです。実は家の中の暖かい温度は、約半分もの割合で窓から外にでていくと言われています。
さて、あなたの家の窓を見てみましょう。窓の性能は
- 窓ガラスの構造
- 窓枠の素材
を見ると判断することができます。具体的には、
- 窓ガラスの構造は1重か、2重か
- 窓枠の素材はアルミか、樹脂か
を見てみましょう。窓ガラスは1重より2重の方が、窓枠はアルミより樹脂の方が断熱性能が高くなります。家の中が寒い場合、もしかしたら窓の断熱機能が低くなる組み合わせである「窓ガラスが1重で窓枠がアルミでできている窓」を使っている可能性があります。
窓の性能を確認する一番簡単な方法は、商品名をネットで検索してみることです。窓の隅に商品名が貼られていたり記載されていることが多いので探してみてください。
床下の断熱を確認してみよう
次に床の断熱性能を確認しましょう。床の断熱性能が低いと底冷えの原因になります。床の断熱性能を決める大きな要因は「床下の断熱材」です。
床下の断熱材は
- 床の裏側に断熱材が充填されているタイプ
- 床下の基礎に断熱材が貼られているタイプ
のどちらかですが、自分の家の床下の断熱材にどのタイプのものが使われていてどれくらいの性能を持っているかは
- 建物の設計図面である「矩計図(かなばかりず)」を確認する
- 台所や洗面所にある床下点検口から直接床下をのぞいて確認する
などの方法で確かめることができます。
詳しくはこちらの記事でも紹介していますので興味のある方は是非ご覧ください
▼断熱材が入っているか確かめる方法【床下・小屋裏・壁】
https://www.dannetsu-takumi.com/contents/column/insulate_insite/
まとめ
あなたの家は断熱対策をされていましたか?
「断熱性能が低い窓を使っていた・・・」「床下にはそもそも断熱材が入っていなかった・・・」
といった場合でも、窓や床の断熱性能は
- 既存の窓の上に新たに高性能な窓を取り付ける「内窓リフォーム」
- 床下に新たに高性能な断熱材を充填する「床下断熱リフォーム」
で簡単に向上させることができます!
もし「一人で家にいる時に暖房をつけるのはもったいない」と寒さを我慢して体調を崩してしまったら大変です。
お家の断熱性能を上げてあげれば、暖房をガンガン使わなくても部屋の温度を快適に保ってくれるので光熱費の節約にもなります。
断熱リフォームの匠では窓や床下、天井裏の断熱性能を確認する無料調査を実施しています。
現在の断熱性能を正確に把握した上で、お客様のお悩みを解決するための提案とお見積りをさせていただいておりますので、断熱リフォームに興味をお持ちの方は是非お気軽に断熱リフォームの匠までご相談ください!