高齢者の自宅での熱中症を防ぐ家づくりのコツ|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2024.03.25 / 更新日 2024.12.10

内窓・窓リフォーム

高齢者の自宅での熱中症を防ぐ家づくりのコツ

WRITER

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廣澤 健一郎

環境省認定うちエコ診断士

地方公務員を経て、テオリアハウスクリニックに入社。前職の経験から断熱に関する補助金の取り扱い業務に精通しており、これまでに国や地方自治体の補助金手続きを多数経験。 書類の作成だけではなく、自ら現場に出て調査・工事に携わるなど、断熱の実務経験も豊富で、これまでに点検訪問した住宅は1,500件を越える。

高齢者の方が暑さによって体調を崩し、救急車で搬送されるようなニュースが毎年のように報道されていますよね。なぜ高齢者の方々は意識を失うような状態になるまで、暑さを我慢してしまうのでしょうか。

実ははっきりとした理由がありますので、今回はその原因や解消方法についてご紹介します。

高齢者は暑さを我慢しているわけではない

実は高齢者の方は、そもそも暑さを感じていないケースが多いのです。

私たちの体は暑さを検知した時、自律神経の働きによって汗をかいて体温を下げようとしたり、暑さを解消するため「エアコンを入れよう」という行動につながります。

しかし外部の温度を感じ取る体の「センサー」の感度は年を取るにつれどんどん落ちていき、暑いのか寒いのか正常に判断できなくなってしまいます。

大阪国際大学の井上芳光教授の研究によると、高齢者と若者を比べた場合、真夏の日中の平均温度が2℃高い傾向にあったそうです。

実は熱中症の4割近くが「室内」で発生しており、直射日光がないから室内なら安心というわけではないことが分かります。

知らず知らずのうちに体に大きな負担をかけてしまい、最終的には大きな事故に繋がるというわけですね。

自宅での熱中症を防ぐには?

高齢者の自宅での熱中症を防ぐために大切なのは、やはり温度・湿度管理を徹底することが大切です。

自宅に温湿度計を置いてもらって、28℃を超えている時は必ずエアコンをつけるように約束しましょう。

特に暑い日には、電話などでこちらから確認してみるのもいいと思います。

また湿度についても温度と同時に注意を払わなければいけません。室温28℃で相対湿度が70%を超えているようならばエアコンを使うようにしましょう。


たまに「エアコンよりも扇風機の方がいい」という方もいらっしゃるのですが、扇風機は室温を下げるわけではありませんし、あまりに室温が高い状態で使用しても熱風が循環するだけになり、余計に熱中症のリスクを高めてしまいます。

また、自宅での熱中症は就寝時に多くなる傾向があることも分かっています。就寝中も室温が下がらないような熱帯夜の日は、夜の間もエアコンをつけておくのがおすすめです。

タイマーを使う場合は最低でも3時間以上に設定するようにしましょう。

また「どうしてもエアコンの風に当たるのが苦手・・・」という場合は隣の部屋のエアコンをつけたり、エアコンの前に仕切りを立てかけるのがオススメです。

建物の断熱や日射対策にも注目


エアコンを上手に使用する以外にも、室温管理で重要な要素があります。それは建物の断熱や日射対策にも注意を配ることです。

断熱性能が不足している建物はいくらエアコンを使っても部屋の中が暑いままですし、日射対策をしていなければ強い日差しが直接部屋に入ってきます。

まずオススメなのがサンシェードやすだれ等、建物の外で日差しを遮る道具です。カーテンによる遮光は、部屋の内側で熱がこもる原因となるため注意しましょう。

次にオススメなのは内窓です。

内窓には既存窓との間に空気の層を作って暑さを伝わりにくくする効果がありますし、特別なメンテナンスも必要ありません。

(写真)内窓施工前。

(写真)内窓施工後。

 
特にLow-Eガラスは内部に赤外線を反射する特別なコーティングがされており、暑さを大幅に軽減することができます。施工には最短で1日もかかりませんし、国による多額の補助金もありますので、ぜひ取り付けを検討してみましょう。

最後に、戸建てに住まわれている方にオススメなのが天井断熱の改修です。

真夏の小屋裏の空気は日中に50℃を上回るような高温となり、その空気が夜も冷めることなく、じりじりと室内に熱を与え続けているのです。

夜間の熱中症が多いのもこの現象が大きな原因と言えるでしょう。

天井の断熱材を改修することで屋根の暑さを伝わりにくくできますので、室内の暑さの改善に繋がります。

さいごに

今回は高齢者の熱中症事故について、原因や対策のご紹介をしてきました。年齢を重ねるにつれ、自分が熱中症のリスクを負ってしまっている事それ自体に気づきにくくなっていきます。

自分の感覚だけを頼りにするのではなく、客観的な数字で判断をする習慣が不慮の事故を防ぐ上で大事だと言えるでしょう。

廣澤
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1974年の創業から50年を超える歴史を持ち、住宅メーカーなど1200社以上の住宅のプロとも取引実績を持つ当社。日本でも数少ない断熱リフォーム専門店として、断熱工事に関するあらゆるお困りごとを解消すべく、技術とサービスを磨いて参りました。断熱性能は快適な暮らしを守る影の立役者。私どもはその裏方の仕事に誇りを持ち、期待を超える品質でお応えします。

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