リビング階段が寒い!原因と対策方法を解説|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2024.02.10 / 更新日 2024.12.10

寒さ・暑さ対策

リビング階段が寒い!原因と対策方法を解説

WRITER

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廣澤 健一郎

環境省認定うちエコ診断士

地方公務員を経て、テオリアハウスクリニックに入社。前職の経験から断熱に関する補助金の取り扱い業務に精通しており、これまでに国や地方自治体の補助金手続きを多数経験。 書類の作成だけではなく、自ら現場に出て調査・工事に携わるなど、断熱の実務経験も豊富で、これまでに点検訪問した住宅は1,500件を越える。

今回はリビング階段からの冷気について解説していきます。

近年、リビング階段を採用する住宅は多く見受けられます。

しかし実はリビング階段は住宅の中でもかなり冷える場所で、「階段から冷気が降りてきて寒い!」というご相談はとても多いです。

なぜリビング階段は寒いのか、対策はどうすればいいのか、ぜひ参考にしてみてください。

リビング階段はなぜ寒い?

リビング階段が好まれるのは空間を広く使えるからです。

比較的小さめの住宅でもリビングや居室で開放感を感じられ、生活空間の満足度も高まることでしょう。

しかし同時に、広い空間を意識した間取りは寒さの原因でもあります。

エアコンの必要範囲は広くなり、部屋全体が暖まるのにより多くの時間や出力が必要となります。

また階段の窓からの冷気は直接リビングに流れ込んで足元の冷えを誘発するので、体感温度の低下を招く大きな原因です。

しかもせっかく暖めたリビングの空気は上昇気流となって階段の上へと逃げていくため、思うように室温は上がりません。

これらがリビング階段で寒さを感じる基本的なメカニズムとなっています。

高断熱住宅であればたとえリビング階段であっても冷気の悩みはほとんど発生しません。

外気温の影響を受けにくくする対策がバッチリ取られており、階段も含めて家中が暖かく足元の冷えを感じないからです。

しかし「普通の住宅」でリビング階段を採用した場合、外気温の影響をモロに受けるため寒さの大きな原因となってしまうのです。

リビング階段の寒さ対策にはどんな方法がある?

どうすればリビング階段の寒さを解消できるのでしょうか?

大きく3つの方法があります。

  • 階段を暖める
  • 階段の断熱性能を高める
  • 階段とリビングを切り離す

 

階段を暖める


リビング階段が暖かくなればリビングに冷気流は流れ込まないという、最もシンプルな考え方です。

リビングのエアコンを強運転で動かして階段ごと暖めたり、階段でミニヒーターを補助暖房として稼働させる方法が当てはまります。

お手軽に効果を得られるものの、外の影響を受けやすい住宅は逃げる熱も膨大です。

ある意味で暖房を使いながら冷房を使用しているような状態だと言えます。

なかなか効果を発揮しにくく熱効率も悪いことから光熱費がかさむ点には注意しましょう。

次に紹介する項目との併用がオススメです。

階段の断熱性能を高める


リビング階段での冷気の発生そのものを抑える方法で、寒さ対策としては最も効果的で合理的だと言えます。

具体的には内窓を用いた窓の断熱化が一番効果の高い方法です。

YKK APの「プラマードU」や、LIXILの「インプラス」などは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

その他にもホームセンターで販売している簡易内窓キットを設置するだけでも一定の効果が得られます。

もしメーカー製の内窓を取り付けるのが厳しい場合は代用として試してみることをオススメします。

階段とリビングを切り離す

階段とリビングの間に厚手のカーテンやロールブラインドで仕切りを設け、リビングへの冷気の侵入を防ぐ方法です。

意外と奥が深く、これをするだけでも寒さはかなり改善されます。

注意点として、単に設置しただけではスキマから冷気が入ってきて効果は限定的になってしまいます。

可能な限りすきま風を減らすために、壁面とカーテンはしっかりと密着させるようにしましょう。

壁とカーテンをマジックテープで密着させるといったひと工夫を加えると良いですね。

より効果的に冷気を防ぐ”断熱ブラインド”

リビング階段の冷気を防ぐ上で最も効果的なのは、やはりドア等で完全に塞いでしまうことです。

この考え方は専門用語で「熱的境界線を策定する」ともいい、空間を小さく区切るほど部屋は暖まりやすくなります。

ただし本来のメリットを消してしまうことにもなりますし、移動がしづらくなる可能性も否定できません。


オススメは「断熱ブラインド」を用いた熱的境界線の策定です。

断熱ブラインドは生地の部分が中空層を形成しており、熱の移動を抑制する働きがあります。

カーテンなどに比べてスキマも生じにくく効果的に冷気を抑えられますし、開閉も容易で畳んだ時には場所も取りません。

リビング階段の良さを保ちつつ効果的に熱的境界も作れる、非常に優れたアイテムと言えるでしょう。

注意点として、設置できる場所の限定されやすさが挙げられます。

レールの枠をまっすぐ取り付けないといけないため手すりが干渉する位置への取付は難しく、カーテンなど柔軟性のある商品で代替する必要があります。

階段に応じて適した商品を選びましょう。

それでもまだ寒い時はどうすればいい?

もし「階段に内窓をつけたり扉や断熱ブラインドで区切ったのにまだ寒い」という場合は家全体の断熱性能の低さが考えられます。

リビング階段が寒いお家では、他の部分の断熱性能も低いことが日常茶飯事です。

とくに床の断熱性能の不足は底冷えを誘発する最大の要因であり、リビング階段以上に冷えを生じさせていることも珍しくありません。


もし床下の断熱材が薄かったり脱落しているようですと、底冷えは断熱材を改修しないことには中々解消が難しいかもしれません。

一度床下の断熱材の状況を調べるのがオススメです。

断熱に精通している業者であれば断熱診断を通して最適な断熱化の提案をしてくれるはずです。

床の断熱リフォームに関する詳しい解説はこちら

まとめ


今回はリビング階段の寒さの原因や対策について解説いたしました。

リビング階段は構造的に冷気が生活空間に流れやすく、何かしらの対策が欠かせません。

対策には階段を暖めたり窓の断熱性能を高めるなどありますが、やはりまずは熱的境界を階段に設けるのが良いと思います。

またどうしても寒い時は思い切ってプロの手を借りてしまいましょう。

どこに原因が潜んでいるのか、どういう解決策があるのか、寒さの悩みを解消する強力な味方となってくれるに違いありません。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

廣澤
廣澤
断熱リフォームの匠では工事前に必ず無料断熱調査を実施しています。断熱リフォームや補助金のことなど、お気軽にご相談ください!
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1974年の創業から50年を超える歴史を持ち、住宅メーカーなど1200社以上の住宅のプロとも取引実績を持つ当社。日本でも数少ない断熱リフォーム専門店として、断熱工事に関するあらゆるお困りごとを解消すべく、技術とサービスを磨いて参りました。断熱性能は快適な暮らしを守る影の立役者。私どもはその裏方の仕事に誇りを持ち、期待を超える品質でお応えします。

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