テレワーク中「足元が寒い」の原因は?解決策をご紹介|断熱リフォームの匠

コラム

投稿日 2020.12.26 / 更新日 2021.05.24

寒さ・暑さ対策

テレワーク中「足元が寒い」の原因は?解決策をご紹介

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矢崎 拓也

環境省認定うちエコ診断士

大学卒業後、断熱にまつわる資格をいくつも取得し、自ら調査や補助金申請の手配、セルロースファイバーの施工から窓の取付まで行える業界でも異色の人物。「日本中の住宅性能の低さを解決したい!」と大きな夢を原動力に戸建住宅の断熱リフォームに取り組む。

テレワーク中の足元の寒さについてお調べかと思います。

寒さは仕事の生産性に直結します。テレワークを行う人にとっては喫緊の課題ですよね。

もし普段から

「暖房をつけても足元の寒さが気になる」
「足先が冷えて辛い」
「ひざ掛けが手放せない」

と感じているようでしたら早めの対策をおすすめします。

でないと「寒い家の中でほとんど成果をあげられないまま春を迎えてしまった・・・」となってしまうかもしれません。

このコラムでは家の中で足元の寒さを感じる時、注目すべきポイントや改善方法についてご紹介していきます。

まずは隙間に注目

ドア下部の隙間
まずは部屋の「隙間」に注目しましょう。

隙間が開いているとそこから冷たい風が吹き込んできてしまいますし暖かい空気も漏れ出してしまいます。

玄関や家の中のドアの下を見てみてください。こんな隙間が空いているのではないでしょうか。

見つけた時はサクッと塞いでしまいましょう。

ホームセンターに行けばドア下の隙間を埋めるための気密テープが売られています。

ポイントは上側だけでなく下側にも貼ること。しっかりと隙間をなくすことができますよ。

窓の性能は十分か?

窓の性能に注目
続いて注目すべきは「窓」の性能。窓の性能は寒さ対策の勘どころです。

部屋の窓をよく観察してみましょう。

「1枚のガラス」と「アルミのサッシ」が組み合わさってできているのではないでしょうか。

「そんなの窓なんだから当たり前でしょ」と思ってはいけません。

実はその窓は「とても性能が低い窓」なんです。窓の性能が低ければ低いほど外の寒さも伝わりやすくなります。

環境省によると、室内の暖かさの50%以上は窓から逃げていくそうです。つまり、いくら部屋を暖かくしても、窓際の空気はどんどん冷やされてしまっている状態なんですね。

冷やされた空気はそのまま室内にどんどん流れ込んできます。

これこそが足元の寒さの大きな原因だと知るべきでしょう。

窓の性能をフォローするには?


窓の断熱性能の低さをフォローするには大きく

  1. 上から緩衝材などを貼って断熱性能をあげる
  2. 断熱性能の高い窓への交換や内窓の取り付ける

の2つのアプローチがあります。

緩衝材などを貼る


緩衝材などを貼って元々の窓の断熱性能を底上げする方法ですが、安価でお手軽に行えるのがメリットです。

貼り付ける素材は緩衝材の他に新聞紙でも効果があります。新聞紙は細かい木の繊維が集まってできていて、寒さを伝えにくくすることができます。

また、窓に直接何かを貼り付けなくても窓全体を覆うカーテンなどもおすすめです。

カーテンを寒さ対策に活用するときはなるべく厚手のものを選ぶようにしましょう。

性能の高い窓への交換・内窓の取付け


しっかりと寒さをなくしたいのであれば、窓のリフォームがおすすめです。

窓のリフォームには

  1. 現在の窓を新しい窓と交換する方法
  2. 内窓を取り付ける方法

という2つの方法がありますが、おすすめはより費用対効果の大きい「内窓の取り付け」です。

取り付ける窓は

  • Low-E複層ガラス
  • 樹脂フレーム

でできているものがおすすめです。

内窓を取り付ければ足元の寒さがビックリするくらいなくなります。少し費用はかかりますが大きな効果が得られますよ。

その他の場所の断熱性能


まず注目して欲しいのは窓の断熱性能ですが、部屋の熱は窓だけではなく床下・壁・天井などからも逃げていきます。

床下・壁・天井の断熱性能は「内側に断熱材が使われているかどうか」で決まります。

断熱材が使われていないと、窓と同じく多くの熱が逃げ出してしまいます。

特に「床下」の断熱材の性能は足元の冷えに大きな影響を与えます。

多くの人は床下に意識を向けることなんてありませんが、そこに「縁の下の力持ち」がいてくれるかどうかはとても大切なポイントになります。

とはいっても「床下の事なんて分からない・・・」と思うことでしょう。

そんな時に活用して欲しいのが断熱リフォームの匠の無料調査です。
床下や小屋裏に進入して断熱材の状態をチェックする断熱診断を行っています。調査・お見積もりにので興味のある方は是非ご相談ください。

まとめ


今回はテレワーク中に足元が寒い時どこに注目すればいいのか、「断熱性能」に焦点を当てて解決方法も含めてご紹介してきました。

足元が寒い部屋は

  • 日中に寒くて仕事に集中できない
  • 身体が冷えて体調を崩しやすい

などのリスクと隣り合わせの状態です。

ガマンを続けると、かえって仕事の成績が落ちて収入に影響が出るかもしれませんし、体調を崩して治療代にお金を使ってしまうかもしれません。

快適な空間づくりで大切なのは「断熱性能」です。家にいる時間が多くなっている今、家の「断熱性能」を見直してみてはいかがでしょうか。

断熱リフォームの匠では

  • 床下や天井裏に進入しての断熱材の調査
  • 室内の窓の調査

を行っています。いずれも調査お見積もりは無料ですので、「家の寒さを何とかしたい」という方はぜひお気軽にご相談ください。