内窓・二重窓とは?賢くリフォームする方法を現場のプロが完全解説|断熱リフォームの匠
コラム
投稿日 2024.08.30 / 更新日 2025.09.19
内窓・窓リフォーム
内窓・二重窓とは?賢くリフォームする方法を現場のプロが完全解説

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廣澤 健一郎
環境省認定うちエコ診断士

地方公務員を経て、テオリアハウスクリニックに入社。前職の経験から断熱に関する補助金の取り扱い業務に精通しており、これまでに国や地方自治体の補助金手続きを多数経験。 書類の作成だけではなく、自ら現場に出て調査・工事に携わるなど、断熱の実務経験も豊富で、これまでに点検訪問した住宅は1,500件を越える。
「内窓や二重窓、二重サッシについて調べています」
「内窓リフォームについて教えて下さい」
内窓(二重窓)は断熱性能を手軽に向上させることができる人気の断熱リフォームです。最近では補助金を活用してお得に内窓リフォームができることもあり、弊社へのお問い合わせも非常に多くなっています。
しかし、「どこに取り付ければいいのか」や「本当に効果があるのか」など内窓に関する疑問が多くあることも事実です。そこでこの記事では、内窓(二重窓)についてリフォームの内容から効果、価格、流れといった点を総合的に解説します。
目次
内窓・二重窓とは?
内窓とは、既存の窓の内側に取り付ける追加の窓で、外窓と内窓の間に空気層を作ることで断熱性や防音性を高める役割があります。これにより、室内の冷暖房効率が向上してエネルギー消費を抑えられるほか、外部の騒音を軽減し、快適な住環境を実現します。
また、結露の発生を防ぐ効果や、防犯性を高める利点もあり、住宅の性能を総合的に向上させるためのリフォーム手段として広く利用されています。
内窓(二重窓) | 普通の窓 |
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内窓は簡単に取り付けることができるため、リフォームの一環として既存住宅にも導入しやすいため人気がでている断熱リフォーム商品です。例えば、YKK APの「プラマードU」やリクシルの「インプラス」などの商品が有名ですね。
内窓の構造 | 既存の窓枠に設置されるため、既存の窓と内窓の間に空気層ができます。この空気層が断熱効果や遮音効果を高めます。 |
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枠の素材 | 窓枠の素材には樹脂やアルミが使われますが、一般的に樹脂素材が使用されます。 |
ガラスの種類 | 単板ガラス、複層ガラス、Low-E複層ガラスなどを選択することができます。 |
内窓と似た言葉に二重窓がありますが、二重窓は2枚の窓を重ねた構造の窓のことを指します。内窓と構造は同じとも言えますが、既存の窓の内側に新たに取り付けるのではなく、最初から二重に設計された窓のことを指すことが多いです。新築住宅や、リノベーションの際に採用されることが一般的ですね。

内窓のメリット・効果
内窓には断熱性能をはじめさまざまなメリットがあります。内窓リフォームを検討している方にとっては、どれくらいメリットがあるのか気になるところですよね。ここでは具体的なメリットをいくつか挙げ、その効果を詳しく解説します。
断熱性能の向上
内窓の設置によって最も期待されるメリットの一つが断熱効果です。既存の窓に内窓を追加することで、窓と窓の間に動かない空気層ができ、この層が断熱材の役割を果たします。
これにより、冬場は室内の暖かい空気が外に逃げにくくなり、夏場には外からの熱が入りにくくなります。現在住んでいる家が寒い、暑いとお悩みの方にとっては最良の断熱対策と言えるんですね。
断熱性能が向上することで冷暖房の効率が向上し、光熱費の節約にもつながります。特に、エネルギーコストが高騰している現在、内窓の断熱効果は大きな経済的メリットとなります。
結露防止
内窓を設置することで、結露の発生も抑えることができます。結露は室内と外気の温度差が大きいときに窓ガラスに水滴がつく現象です。これが繰り返されると、窓枠や壁に水染みやカビが生え、住宅の劣化を引き起こす原因となります。
内窓と既存窓の間に中空層があるおかげで、外の冷たさが直接内側の窓まで伝わりにくくなります。つまり、窓の近くの空気が冷えにくくなるため結露が起きにくくなるんですね。
遮音性の向上
外部からの騒音に悩まされている家庭にとって、内窓は非常に有効な対策ですね。内窓と既存の窓の間に空気層ができることで、音の伝わりを大幅に軽減できます。内窓の気密性を高める効果も相まって、外部からの音波の直接的な伝達も防ぐことができるのです。
設置前:一般的なアルミサッシと単板ガラス(5mm)組合せ
設置後:外窓フレミング11引違い窓外付け枠単板ガラス(5mm)/中間空気層84mm/内窓プラマードU単板ガラス(5mm)
例えば、交通量の多い道路沿いに住んでいる場合や、近くに鉄道が走っている場合でも、内窓を設置することで、外部の騒音が気にならなくなります。これにより、より快適で静かな住環境が手に入ります。
防犯対策
内窓の設置は、防犯対策としても効果的です。窓が二重になることでガラスを割って侵入するのが難しくなり、空き巣や強盗のリスクを低減できます。
また、内窓には防犯性能が高い強化ガラスを選ぶことも可能です。このように、内窓は物理的な障壁を増やすだけでなく、侵入を試みる犯人に対して心理的な抑止力も働きます。
これらのメリットを総合すると、内窓リフォームは家計にも環境にも優しい選択です。快適さと安全性の向上、そして経済的な効果を期待できる内窓リフォームは、多くの家庭にとって非常に魅力的なリフォーム手段と言えるでしょう。
【注意】内窓のデメリットも知っておこう
ここまでご説明したとおり、内窓には多くのメリットがありますが、一方で「開閉が2回に増えて面倒」「掃除の手間が増える」などのデメリットも存在します。これらを理解しておかないと、「思ったより使い勝手が悪い」と感じてしまうケースもあるでしょう。
内窓(二重窓)の効果を最大限に引き出すためのポイント
内窓リフォームは、適切な選択と施工を行うことで、得られる効果を最大化することができます。ここでは、内窓の選び方、設置場所、使用する素材による効果の違い、さらに設置後のメンテナンス方法について解説していきます。
内窓の選び方
内窓の効果を最大限に引き出すためには、しっかりと断熱効果のある内窓を選ぶことが重要です。以下のポイントに注目して選定しましょう。
ガラスはLow-E複層ガラスがおすすめ
内窓に使用するガラスの種類によって、断熱性や遮音性が大きく異なります。特に断熱性を重視する場合は、Low-Eガラス(低放射ガラス)がおすすめです。Low-Eガラスは、赤外線を反射する特殊なコーティングが施されており、熱の出入りを効果的に抑えることができます。
単板ガラス![]() |
断熱性能:低 コストパフォーマンスに優れるものの、1枚ガラスのため断熱性能で他のガラスよりも劣る。 |
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複層ガラス![]() |
断熱性能:普通 複層ガラス(ペアガラス)は2枚のガラスを並べて間に空気層を設けているため、断熱性能が単板ガラスと比較して高い。 |
Low-E複層ガラス (遮熱タイプ) ![]() |
断熱性能:高 2枚のガラスの間に設けられた空気層に加えて、Low-E(低放射)コーティングが施されています。このコーティングは太陽からの赤外線を反射し、室内への熱の侵入を防ぎます。 |
Low-E複層ガラス (断熱タイプ) ![]() |
断熱性能:高 遮熱タイプと同様に2枚のガラスの間に空気層を持ち、Low-Eコーティングが施されていますが、こちらは太陽光を積極的に取り入れつつ室内の熱を逃がさないように設計されています。 |
断熱タイプは寒冷地や冬の寒さ対策を重視する住宅に最適です。室内の熱を逃さないように断熱しながら太陽の暖かさも取り込んで室内を暖かく保ちます。
遮熱タイプは日射の強い地域や、夏の暑さ対策を重視する住宅におすすめ。断熱だけでなく遮熱効果も高く、特に日射の強い西向きの窓に最適です。

窓枠の素材は樹脂を選択する
窓枠の素材も内窓の性能に影響を与えます。アルミサッシは軽量で耐久性が高い一方で、断熱性が非常に低いと言われています。そこで断熱性に優れた樹脂サッシを選ぶことで断熱効果をさらに高めることができます。
内窓の設置で多いパターンが上写真のような既存窓がアルミサッシで内窓が樹脂サッシという構成です。アルミサッシのままだと結露の発生や断熱性能的にも欠点となってしまいます。内窓に樹脂サッシを採用することでその弱点を補うことが可能です。
設置場所の選定
内窓を設置する場所の選定も、リフォーム効果を最大化するための重要なポイントです。
内窓の設置は部屋のすべての窓に内窓を取り付ける、これが基本です。このセオリーを間違えると、内窓の断熱効果が正しく発揮されないことがあります。例えば冬の寒い時期であれば、内窓を取り付けていない窓から冷気が侵入して部屋が寒くなってしまう原因となります。


また、一部屋だけ、二部屋だけ、といったように一部の部屋にだけ内窓を取り付ける場合も注意が必要です。この場合、内窓を設置した部屋と設置していない部屋の温度差が大きくなることで、寒さを感じやすくなります。少なくともリビングや寝室など、長時間使う部屋には内窓を設置することが大切です。
DIYに挑戦するなら押さえたい3つのポイント
内窓は業者に依頼するのが一般的ですが、実はDIYで取り付けることも可能です。ただし、誰でも簡単にできるわけではなく、いくつかのコツを押さえておかないと「せっかく付けたのに効果が出ない…」という結果になってしまうことも。
ここでは、DIYで挑戦する際に最低限知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 1.採寸精度が命
- 内窓の性能を左右するのは、サイズの正確さです。窓枠の左右・上下・対角を測ると、わずかに寸法が違うことがあります。ここで数ミリでも隙間ができると、断熱効果が大きく損なわれる原因になります。DIYに挑戦するなら、採寸は慎重に行うことが大切です。
- 2.設置場所の適性
- 一見どの窓でも取り付けられそうですが、実際には注意が必要です。たとえば開口部が大きい窓や、築年数が経っていて枠が歪んでいる窓、あるいは下枠が水平になっていない窓は、初心者にとって難易度が高くなります。これらの条件があると、建付け調整や追加加工が必要になるため、DIYで対応するのはリスクが伴います。
- 3.材料と工具の選定
- DIYといっても方法はさまざまです。市販の簡易内窓キットを使えば、必要な部材や説明書が揃っているため、比較的取り組みやすいでしょう。一方で、完全自作の場合は樹脂材やアクリル板のカット、溝の加工などを自分で行う必要があり、丸ノコなどの工具を扱うスキルも求められます。コストを抑えられる反面、精度を確保できなければ効果が半減してしまうため、目的やスキルに合った方法を選ぶことが大切です。
内窓リフォームの費用はどれくらい?
内窓を取り付けるリフォームの費用については、本体価格(材料費)と施工費(工賃)の合計が総費用となります。内窓の工事は1部屋単位、1フロア単位で行うもののため、ここでは総費用がいくらくらいになるかを見ていきましょう。
1.すべての窓に内窓を設置した例
内窓施工数 | 費用合計 | |
---|---|---|
東京都北区の戸建物件 | 21箇所 | 約132万円 |
東京都杉並区のマンション物件 | 5箇所 | 約46万円 |
2.1階の窓に内窓を設置した例
内窓施工数 | 費用合計 | |
---|---|---|
東京都練馬区の戸建物件 | 14箇所 | 約119万円 |
この表からも分かる通り、おおよそ戸建て住宅で100万円〜、マンションで50万円〜程度が相場となってきます。(もちろん、窓の大きさで金額が大きく変わるため、5枚の設置でも40万円の物件もあれば100万円になる物件もあります)
また、次の項目で解説しますが、内窓リフォームに関する補助金が国や自治体から発表されています。記事執筆時点で総費用の5割前後が補助される補助金もあるため、内窓リフォームを検討している方は必ず利用しておきたいですね。
【比較】DIYとプロ施工の費用感(目安)
「DIYでの取付けも検討している」という方であれば、DIYとプロの施工でどれくらい費用が違うのか気になるのではないでしょうか。1枚あたりの費用比較目安を見てみましょう。
区分 | 目安(1箇所) | 備考 |
---|---|---|
DIY(キット) | 1~3万円前後 | 採寸・組立・設置を自力。工具がない場合は別途。 |
DIY(自作) | 5,000~2万円 | 材料費のみ。加工スキル前提。 |
プロ施工(工業製品) | 数万~十数万円 | 採寸精度・気密処理・建付け調整込み。補助金対象になりやすい。 |
1枚あたりの費用はDIYのほうが安いことがわかります。ただし、内窓は部屋全体の窓(できれば家全体の窓)を内窓にしないと効果がでにくい商品です。全てをDIYする手間を考えると、意外と割高にも見えてきますね。
内窓設置で利用できる補助金・助成金について
内窓リフォームに使える補助金はいくつもありますが、結論からお話すると「先進的窓リノベ事業」の活用が現時点ではおすすめです。この補助金は最も補助額が大きく還元率も高い補助金で、補助金額が最大200万円で工事費用の1/2ほどの還元が受けられる強力な制度です。
また、補助金によっては併用が可能な場合もあります。例えば先進的窓リノベ事業と地方自治体の補助金です。これらを組み合わせることで非常に高い補助率で内窓を設置することが可能となります。
では、先ほどの内窓費用事例に補助金を当てはめたらどうなるでしょうか。下記表に補助金額と実質負担額を記載してみます。
1.すべての窓に内窓を設置した例
内窓施工数 | 費用合計 | |
---|---|---|
東京都北区の戸建物件 | 21箇所 | 費用:約132万円 補助金:約102万円 実質負担額:約30万円 活用補助金: 国 東京都 北区 |
東京都杉並区のマンション物件 | 5箇所 | 費用:約46万円 補助金:約25万円 実質負担額:約21万円 活用補助金: 国 |
2.1階の窓に内窓を設置した例
内窓施工数 | 費用合計 | |
---|---|---|
東京都練馬区の戸建物件 | 14箇所 | 費用:約119万円 補助金:約85万円 実質負担額:約34万円 活用補助金: 国 東京都 |
このように、使える補助金の組み合わせによっては負担額が2割程度になる場合まであります。注意点として、すべてのリフォーム業者が補助金を扱えるわけではないという点があります。国の補助金はほとんどの業者が対応していても、都道府県や市区町村の補助金まで対応できる業者は限られます。

内窓リフォームの流れ|施工完了まで1〜2ヶ月
実際に内窓のリフォームを行う場合、業者の選定から問い合わせ、施工完了までの流れを事前に把握しておきたいですよね。そこでここからは内窓リフォームの流れを解説します。
後日、内窓施工の概算見積りをご提出します。合わせて補助金の試算も行います。
概算見積をご確認後、施工のご依頼をいただけたら窓の本採寸を実施します。窓の仕様についてもこのタイミングで決定します。
本見積もりをご確認いただき、契約を行います。施工実施日の日程も調整します。(ご訪問する場合もあり)
内窓の取付を行います。1日〜2日程度で完了となります。
施工完了後、工事代金のお支払いとなります。補助金手続き等はそのあと実施します。(補助金の種類によっては、事前・事後申請が必要となります)
このような流れで内窓リフォームは行われます。調査の実施から施工完了まではおおよそ1ヶ月から2ヶ月程度となり、補助金はその後所定の期間を経て手続きが行われます。
- 内寸採寸(左右・上下・対角を計測):約1日
- キット購入または材料手配:納期は当日〜1週間
- 組立・仮置き(建付け確認/戸車・ビス位置調整):約1日
- 本設置・最終調整(気密材の当たり・開閉の渋さ確認)
内窓の施工業者を選ぶポイントは3つ
内窓リフォームを成功させるには、専門性や実績を持つ業者を選ぶことが重要です。窓や断熱に特化した業者に依頼することで、施工品質が高まり、満足のいくリフォームが実現できます。特に注目すべきポイントは下記の3つです。
・専門知識と経験を持つ業者を選ぶ
・内窓リフォームの実績が豊富であることを確認
・口コミや評判をチェックして信頼性を判断
専門知識と経験
内窓リフォームでは、窓の種類や断熱性能、設置環境など幅広い知識が必要です。業者が質問に対して明確かつ具体的な回答をしてくれるかどうかを確認することで、知識の深さを見極めることができます。
また、知識が豊富でも実務経験が伴わない業者には注意が必要です。やり取りを通じて、業者の慣れ具合やコミュニケーション能力も評価し、信頼性を判断しましょう。
実績の確認
業者の実績をチェックすることは、技術力を把握するうえで欠かせません。業者のホームページやSNSに掲載されている施工事例を確認し、どのようなリフォームを手掛けてきたのか、具体的な実績を把握しましょう。
豊富な実績がある業者であれば、技術力や対応力に安心感が持てます。施工事例の数だけでなく内容や規模にも注目すると、より自分が望む施工が可能な業者を見つけやすくなります。
口コミと評判
口コミサイトやレビューを参考にして、実際にその業者を利用した顧客の評価を確認しましょう。特にGoogleマップの口コミは、実際の利用者からの客観的な意見が多いため、非常に参考になります。
また、知人や友人からの紹介も信頼性が高い情報源です。こうした実際の体験談をもとに、信頼できる業者を選ぶことが、満足のいくリフォームを実現するための重要なステップです。
内窓リフォームの事例紹介
最後に、実際に内窓リフォームを行った事例をいくつかご紹介します。それぞれの事例でどのような効果が得られたのか、施工写真とともに見ていきましょう。
①【東京都】築10年戸建ての内窓リフォーム
こちらの事例では、1階と2階の居住スペースを対象に内窓工事を実施しました。内窓にはLIXILのインプラス(樹脂製)を使用し、外部からの視線が気になる箇所には型ガラス(片面が凸凹して視界が遮ることができるもの)を設置することで対応しています。




お客様より、「設置作業もスムーズで職人さんの人柄もよく安心しました。費用対効果を含め、検討して提案していただけたので、その点も好感を持ちました。」との声をいただいております。詳細を見る
②【東京都】築10年戸建ての内窓リフォーム
内窓を含めた断熱リフォームの事例をご紹介します。こちらのお客様は建売住宅購入後、夏の暑さや冬の寒さ、そして窓周辺の結露に悩まされていました。補助金の利用も考慮し、建物全体の断熱リフォームをご利用いただいております。


もともと窓は複層ガラスでしたが、アルミ製のフレームのため熱が伝わりやすく結露対策としても効果が薄かったようです。そのため、すべての窓に樹脂枠の内窓を設置することで断熱・結露対策を行いました。


また、天井断熱にはグラスウール14k 155mmを使用し、隙間なく設置しました。床下では非破壊での断熱リフォームを実施し、高性能グラスウールを使用することで断熱性能の向上を図っています。
このように、内窓リフォームと合わせて天井や床の断熱を組み合わせることでより高い断熱効果を生むことが可能です。詳細を見る
よくある質問
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マンションにも内窓は設置できますか?
-
多くの場合、マンションにも内窓を設置することは可能です。ただし、管理規約によっては制限があるケースもあるため、事前に確認が必要です。また、窓の形状や転落防止ポールなどの既存設備によっては施工が難しい場合もあります。詳しくは施工実績のある業者に相談するのが安心です。→マンションの内窓について
-
内窓はどのくらいの寿命がありますか?
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樹脂製のフレームや複層ガラスを使った内窓は、適切に使えば20年以上持つことも珍しくありません。部品の劣化や建付けのゆるみが出た場合も、部材交換や調整で長く使えるケースが多いです。
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内窓を設置すると窓の開け閉めはしにくくなりますか?
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内窓を取り付けると二重窓になるため、開閉の動作はひと手間増えます。ただし、慣れてしまえば日常生活で大きな支障はありません。頻繁に出入りする掃き出し窓などは、利便性とのバランスを考えるとよいでしょう。
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網戸はどうなりますか?
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内窓は室内側に設置するため、既存の網戸はそのまま利用できます。虫対策に支障はありません。
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ルーバー窓には内窓を取付けられますか?
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基本的には難しいケースが多いです。ルーバー窓(ジャロジー窓)は室内側にハンドルが出っ張っているため、内窓の枠を取り付けるスペースが確保できず、干渉してしまうことがほとんどです。
対策として、ふかし枠を使って内窓を取り付ける方法や、カバー工法で代用するなどの方法があります。ルーバー窓の断熱リフォーム方法について -
出窓には内窓を取付けられますか?
-
多くの場合は可能ですが、注意点があります。出窓は正面・側面・天井面などガラス面が多いため、どこに内窓を設置するかで難易度や効果が変わります。もっとも一般的なのは「室内側の壁面(出窓の手前)」に内窓を取り付ける方法で、この場合は奥行きがふさがるため、飾り棚としての使い勝手がやや損なわれます。
いずれにせよ、断熱・結露対策の効果は大きいので、設置場所や使い勝手を考慮したうえで、施工経験のある業者に相談するのがおすすめです。出窓の断熱リフォーム方法について
まとめ
内窓(二重窓)は、断熱効果や遮音性、防犯対策など多くのメリットをもたらします。特に、冬の寒さや夏の暑さに悩んでいる方や、光熱費を抑えたいと考えている方にとって、費用対効果の高いリフォームとしておすすめです。
これまでご紹介した通り、内窓リフォームは専門的な知識と技術を要するため、信頼できる業者選びが成功のカギとなります。施工事例や業者の評判をしっかりチェックして、自分に最適なプランを提供してくれる業者に依頼することが大切です。
もし内窓に少しでも興味をお持ちであれば、まずは信頼できる業者に相談してみましょう。見積もりや施工のプロセスを確認することで、具体的なリフォームのイメージが湧くはずです。内窓リフォームを通じて、より快適で省エネな住まいを実現してみませんか?


首都圏で年間200棟の施工実績
業界初の10年間工事品質保証
補助金・助成金の申請も代行
窓・床下・天井を壊さず断熱
1974年の創業から50年を超える歴史を持ち、住宅メーカーなど1200社以上の住宅のプロとも取引実績を持つ当社。日本でも数少ない断熱リフォーム専門店として、断熱工事に関するあらゆるお困りごとを解消すべく、技術とサービスを磨いて参りました。断熱性能は快適な暮らしを守る影の立役者。私どもはその裏方の仕事に誇りを持ち、期待を超える品質でお応えします。
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